チョコレートの原料であるカカオの歴史は長く、
原産国の一つであるエクアドルでは、
薬として用いられてきました。
近代になり、科学的根拠が付与され、
薬として用いられてきた歴史は正しかったと証明されました。
とはいえ、現在私たちが口にするチョコレートには、
砂糖や牛乳が加えられ、
かなり食べやすくなっています。
というよりも、むしろ食べ過ぎてしまうものがほとんどです。
だからこそ、食べ方を工夫する必要があります。
チョコレートを最も効果的に摂取する方法は、
口の中でゆっくり溶かす、というものです。
少量の甘いものを長時間摂取することは、
短時間で大量に摂取することを防ぐことにもつながります。
特に食事前に、カカオが70%以上を占めるチョコレートを摂取することは、
血糖値の急激な上昇を防ぐことができ、
食べすぎを抑制してくれるそうです。
これは、チョコレート・ダイエットという、
甘味ダイエットの一つの方法です。
また、チョコレートには、
ダイエットを助けてくれるだけでなく、
食物繊維による便通改善や、
カカオポリフェノールによる生活習慣病の予防といった効果もあります。
毎日決められた量を服用する薬のように、
上手に摂取していきたいものですね。